新築でコンセントが足りなくなる原因と最初に決めたいこと
必要な個数より「どこで何を使うか」が先
新築のコンセント計画では、最初から「何個あれば十分か」と数だけを決めるより、生活の場面を具体的に考える方が失敗を減らしやすくなります。
同じ広さのリビングでも、テレビと照明程度しか使わない家庭と、テレビ、ゲーム機、パソコン、スマートフォン、空気清浄機、加湿器などを同時に使う家庭では必要な電源が異なります。キッチンも、電子レンジや炊飯器だけなのか、電気ケトルやコーヒーメーカー、トースター、ミキサーなどを日常的に使うのかで変わります。
まず確認したいのは次の4点です。
- どこで使うか:家電を実際に置く場所
- 何を使うか:常時接続する機器と必要なときだけ使う機器
- 同時に使うか:キッチンや洗面など使用が集中する場所
- 将来増えるか:充電機器や新しい家電、屋外設備など
この順番で整理すると、単純にコンセントを増やすだけではなく、「必要な位置に必要な電源を用意する」という考え方に変わります。
設計中と入居後で変わる対処の考え方
コンセント不足への対応は、住宅がどの段階にあるかによって変わります。
設計中や電気配線を決める段階であれば、家具や家電の配置に合わせて位置や数を見直しやすくなります。一方、壁や内装が完成した後は、既存配線の位置、分電盤からの距離、壁の構造などによって施工方法が限られることがあります。
そのため、現在設計中なら「とりあえず多め」ではなく、図面上で生活をシミュレーションすることが優先です。すでに完成している場合は、増設したい場所だけでなく、どこから電源を取れるかを専門業者に確認する必要があります。
特に完成後の増設では、壁の中に配線を通せるか、露出配線になるかといった違いが仕上がりにも影響します。雅電気でも、壁裏に利用できる空配管がある場合や、同一室内で露出配線を行う場合など、条件に応じた配線方法を検討しています。
コンセント計画で注意したい人と判断基準
特に入念に確認したいのは、家電が多い家庭や、家具の配置がある程度決まっている方です。キッチン家電を複数使う方、在宅勤務をする方、スマートフォンやタブレットなど充電機器が多い家庭も不足を感じやすくなります。
一方で、コンセントを増やせば増やすほどよいとは限りません。家具の裏になれば使えず、生活動線から遠ければ延長コードが必要になります。
判断の基準は、数・位置・高さ・使用する機器の4つをセットで確認できているかです。
図面だけを見て「各部屋にコンセントがあるから大丈夫」と判断せず、ソファ、ベッド、テレビ台、ダイニングテーブル、カップボードなどを書き込んだ状態で確認すると不足を見つけやすくなります。
部屋別に見直したいコンセントの位置と使い方
リビング・ダイニングで不足しやすい場所
リビングは家電が増えやすいうえ、家具によってコンセントが隠れやすい場所です。
テレビ周辺では、テレビ本体だけでなく、録画機器、ゲーム機、ルーター、スピーカーなどを使う可能性があります。すべてを一つのコンセント周辺に集中させると、電源タップが増えやすくなります。
ソファ周辺も忘れやすい場所です。スマートフォンの充電、ノートパソコン、照明、季節家電などを使う家庭では、壁際のコンセントだけではコードが生活動線を横切ることがあります。
ダイニングでは、ホットプレートなどを使う可能性も考えます。壁からテーブルまで距離がある間取りでは、実際の使用方法まで想定して位置を検討することが重要です。
家具を置く予定が決まっている場合は、コンセントが家具の真裏に来ないかまで確認してください。
キッチン・洗面・収納で忘れやすい電源
キッチンでは、使う家電の種類だけでなく「同時にどれを使うか」を整理しておくことが大切です。
電子レンジ、炊飯器、トースター、電気ケトル、コーヒーメーカーなど、据え置きで使用する家電が増えると必要な電源も増えます。冷蔵庫など常時接続する機器と、調理時だけ使う機器を分けて考えると整理しやすくなります。
洗面スペースでは、ドライヤー、電動歯ブラシ、シェーバー、美容機器などが候補です。コンセントの位置が低すぎたり収納から離れていたりすると、数が足りていても使いにくくなります。
収納も見落とされやすい場所です。コードレス掃除機を収納したまま充電したい場合は、収納内部に電源があると便利です。ロボット掃除機も、基地をどこに置くかを先に考えておかないと、家具配置を決めた後に設置場所で迷うことがあります。
玄関・屋外・将来設備まで含めた確認ポイント
室内だけに意識が向くと、玄関や屋外の電源を忘れやすくなります。
玄関では、電動自転車のバッテリー充電や季節の装飾など、家庭によって電源が必要になる場面があります。屋外では掃除道具、電動工具、防犯設備などの使用も考えられます。
さらに、将来的に電気自動車やPHEVを利用する可能性があるなら、駐車場所と電源設備も検討材料になります。
雅電気では屋外コンセント新設のほか、EVコンセント設置にも対応しています。現在必要かどうかだけでなく、将来どのような設備を使う可能性があるかまで整理しておくと、後から大きく計画を変えるリスクを抑えやすくなります。
家具や家電から逆算するコンセント配置の決め方
家電を「常時接続・充電・一時使用」に分ける考え方
コンセントの必要数を考えるときは、家電を用途ごとに分けると整理しやすくなります。
冷蔵庫やテレビ、ルーターなど、基本的に差したまま使う機器は先に確保します。次に、スマートフォン、タブレット、コードレス掃除機などの充電機器を確認します。最後に、掃除機や季節家電、調理家電など必要なときだけ使う機器を考えます。
さらに、将来購入する可能性のある家電も一度書き出してください。
この方法なら、「現在持っている家電の数=必要なコンセント数」と単純に考えずに済みます。常時使う場所には余裕を持たせ、一時利用が中心の場所では使いやすい位置を優先するなど、生活に合わせた判断ができます。
家具に隠れない位置と使いやすい高さの決め方
コンセントは数が十分でも、家具に隠れると使えません。そのため、家具の寸法まで図面に入れて確認することが重要です。
特にベッド、ソファ、テレビ台、食器棚、カップボード、デスクは注意したい家具です。同じ壁面にコンセントと大型家具を配置すると、差し込み口が完全にふさがれることがあります。
高さも用途によって考え方が変わります。床に近い位置で問題ない機器もあれば、カウンター上で使用する家電のように、高い位置の方が使いやすい場合があります。
「部屋ごとに同じ高さでそろえる」ことより、何をどの位置で使うかを基準に決める方が実際の暮らしには合わせやすくなります。
専用回路や200Vも含めて考えたい設備
コンセント計画では、差し込み口の数だけでなく、使用する設備に合った電気回路になっているかも重要です。
消費電力の大きな設備では、一般的なコンセントとは別に専用回路が必要になる場合があります。また、設備によっては200V電源を使用するケースもあります。
エアコンやIH、EV関連設備などを検討する場合は、「コンセントが近くにあるから使える」と判断せず、設備の仕様と電気設備を合わせて確認してください。
雅電気では200Vへの切り替え、ブレーカー取替え、各種配線工事などにも対応しています。 配線や回路に関わる部分は自己判断せず、設置する機器の仕様を伝えたうえで確認することが安全です。
新築完成後にコンセントが足りない場合の増設と費用
完成後でも増設できるケースと難しいケース
新築が完成した後でも、コンセントを増設できる場合があります。ただし、希望する場所ならどこでも同じ方法で増設できるわけではありません。
既存の配線や近くのコンセントから電源を取れるか、壁の内部に配線を通せるか、分電盤から新しい配線が必要かなどによって工事内容が変わります。
壁裏を通せない場合は、配線を見える形で施工する方法が候補になる場合もあります。反対に、空配管などを利用できれば、建物への影響を抑えながら配線できる可能性があります。
そのため、完成後の増設では「この位置に欲しい」という希望に加え、仕上がりや配線経路まで含めて相談することが重要です。
コンセント増設にかかる費用と見積もりの確認事項
雅電気では、コンセント増設を税込5,000円~で案内しています。コンセント交換、移動、屋外コンセント新設なども税込5,000円~です。
ただし、実際の費用は施工条件によって変わります。単に差し込み口を追加する工事と、新しい配線を長い距離引く工事では作業内容が異なります。
見積もり前には、次の内容を確認しておくと相談がスムーズです。
- 増設したい場所と個数
- そこで使用する家電や設備
- 現在困っている使い方
- 壁内配線を希望するか、露出配線も検討できるか
- 専用回路や200Vが必要な設備か
電話で作業条件を把握できる場合は概算案内が可能ですが、環境や内容によって現地確認が必要になる場合があります。
また、金額だけではなく、どのような配線方法になるか、追加費用が発生する条件は何かも合わせて確認することが大切です。
延長コードだけで済ませる前に確認したいこと
コンセントが足りないとき、すぐに使える方法として延長コードや電源タップがあります。ただし、常にコードが床を横切る状態になったり、一か所に多くの機器を集めたりする使い方は、生活のしやすさという点で見直す余地があります。
特に、「毎日必ず延長コードを使っている」「家具の後ろから無理にコードを伸ばしている」「使いたい場所とコンセントが大きく離れている」という場合は、そもそもの位置を改善できないか検討する価値があります。
一時的に使う場所と、常設した方が使いやすい場所を分けて考え、日常的な不便が続くところから増設を検討すると、必要以上に工事を増やさずに済みます。
自分で確認できる範囲と電気工事業者へ任せる範囲
図面や家具配置を使って自分でできる確認
コンセント計画では、専門業者に相談する前に自分で整理できることも多くあります。
まず間取り図を用意し、テレビ、ソファ、ベッド、ダイニングテーブル、冷蔵庫、カップボード、デスクなどを書き込みます。次に、各場所で使う家電を配置し、現在予定されているコンセントから無理なく電源を取れるか確認してください。
さらに、朝・昼・夜の生活をイメージする方法も有効です。朝に洗面所で何を使うか、食事中にどの家電を使うか、夜にどこでスマートフォンを充電するかを順番に考えると、図面だけでは見えにくかった不足を見つけやすくなります。
ここまでは自分で確認しやすい範囲です。
配線・増設・専用回路は専門業者へ相談
壁内の配線やコンセントの増設、移動、回路変更などは、見た目だけでは施工可否を判断できません。
「近くにコンセントがあるから簡単に増やせそう」と見えても、壁の内部構造や配線状況によって工事内容は変わります。また、使用する家電によっては電源容量や回路まで確認する必要があります。
自分で行うのは、使用場所と家電、希望位置を整理するところまでに留め、実際の配線や電気設備の工事は専門業者へ相談してください。
特に完成後の住宅では、仕上がりを優先した施工ができるかどうかも重要です。壁内配線が可能なのか、別の施工方法が必要なのかまで含めて確認すると、工事後のイメージとの違いを減らせます。
雅電気のコンセント増設・配線工事の進め方
現地の状況と希望に合わせた施工方法の検討
雅電気では、コンセントの増設・交換・移動、屋外コンセント新設、200Vへの切り替え、ブレーカー取替え、各種配線工事などに対応しています。
私たちが重視しているのは、「コンセントを増やすこと」だけを目的にしないことです。どこで何を使いたいのか、現在どのような不便があるのかを確認し、施工条件に合わせて方法を検討します。
作業前には現場の状況を確認し、ご要望を聞いたうえで施工内容と見積もりをご案内しています。追加料金が必要になる場合も事前に説明する方針です。
完成後の住宅では、配線方法によって見た目や工事内容も変わります。必要な作業と不要な作業を整理しながら検討することが、納得できる増設につながります。
埼玉を中心としたコンセント・配線工事の相談
雅電気は埼玉県久喜市を拠点に、埼玉を中心として関東地方で電気工事に対応しています。栃木県、茨城県、群馬県、千葉県なども対応エリアとして案内しています。
コンセント工事だけでなく、照明、ブレーカー、LAN配線、EVコンセントなど、住宅内の電気設備を幅広く扱っています。第三種電気主任技術者の資格を持つスタッフが在籍し、作業前の説明と安全性を重視した施工に取り組んでいます。
新築後に「ここにもコンセントを付ければよかった」と感じている場合は、希望位置と使用する家電を整理したうえでご相談ください。増設できるか分からない段階でも、現状を確認しながら施工方法を検討できます。
新築のコンセント不足に関するよくある質問
新築のコンセントは何個あれば足りますか?
家全体で一律に「何個あれば足りる」と決めるより、使用する家電と家具配置から逆算する方が実用的です。
同じ広さの部屋でも、テレビ周辺に複数の機器を置く家庭と、最低限の家電しか置かない家庭では必要数が異なります。
まず常時接続する家電を数え、その次に充電機器や一時的に使う家電を確認してください。さらに家具を図面へ書き込み、実際に使える位置に配置されているか確認することが重要です。
コンセントは多めに付ければ後悔を防げますか?
余裕を持たせる考え方は有効ですが、数だけ増やしても使いやすくなるとは限りません。
家具の真裏や生活動線から離れた場所では、コンセントがあっても使用しにくくなります。そのため、「多めにするかどうか」より先に、テレビ周辺、ソファ横、キッチン、洗面、収納、玄関、屋外など、実際の使用場所を確認してください。
余裕を持たせる場合も、将来家電が増えそうな場所を優先すると無駄を抑えやすくなります。
新築完成後でもコンセントは追加できますか?
完成後でも増設できる場合があります。
ただし、既存配線の位置や壁の構造、分電盤との距離などによって施工方法は変わります。壁内へ配線できる場合もあれば、露出配線など別の方法を検討する場合もあります。
そのため、完成後の増設では「どこに欲しいか」と同時に「何を使いたいか」を伝えることが重要です。使用する設備によっては、単純なコンセント増設ではなく回路側の確認が必要になることもあります。
壁に穴を開けずにコンセントを増設できる条件
壁の状態や配線経路によって異なるため、必ずできるとは限りません。
雅電気では、壁裏に配線を通せる空配管がある場合や、同一室内で露出配線による施工が可能な場合など、条件に応じて壁への影響を抑えた方法を検討しています。
「壁をなるべく傷つけたくない」「配線を目立たせたくない」といった希望がある場合は、見積もり時に先に伝えておくと施工方法を検討しやすくなります。
コンセント増設を相談する前に準備したい情報
相談前には、増設したい場所の写真や間取り図があると状況を伝えやすくなります。
特に確認しておきたいのは、コンセントを増やしたい位置、そこで使う家電、現在のコンセント位置です。家電の型番や必要な電源が分かる場合は、その情報も用意してください。
図面がなくても相談はできますが、完成後の住宅では壁の構造や配線状況を現地で確認しなければ判断できないことがあります。
電話で条件を把握できれば概算を案内できる場合もありますが、環境によっては現場確認が必要です。 「増設できるかまだ分からない」という段階でも、まず希望する使い方を整理しておくと相談がスムーズです。
新築でコンセントが足りないと後悔しないための確認ポイント
- 新築のコンセントは家全体の個数だけではなく、どこで何を使うかから逆算すると考えやすくなります
- テレビやキッチン家電だけでなく、スマートフォン、掃除機、充電機器なども確認が必要です
- コンセントの数と同じくらい、位置と高さも使いやすさに影響します
- 家具を図面に書き込み、コンセントが隠れないか確認すると失敗を見つけやすくなります
- リビングではテレビ周辺だけでなく、ソファ横やダイニング周辺も確認してください
- キッチンでは使用する家電の種類と、同時に使う可能性を整理することが大切です
- 収納内部ではコードレス掃除機などの充電場所も検討材料になります
- 玄関や屋外、将来のEV設備なども忘れずに確認しておくと安心です
- 消費電力の大きな設備では、専用回路や200V電源の確認が必要になる場合があります
- 新築完成後でもコンセントを増設できる場合がありますが、配線状況によって施工方法が変わります
- 増設費用は個数だけでなく、配線経路や施工条件によって変わります
- 日常的に延長コードへ頼っている場所は、コンセント位置そのものを見直す余地があります
- 自分では家電・家具・希望位置まで整理し、実際の配線工事は専門業者へ相談してください
- 雅電気ではコンセント増設・移動・屋外コンセント新設・各種配線工事などに対応しています
- 新築後にコンセントが足りない場合は、使いたい家電と希望位置を整理して相談すると確認がスムーズです
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