新築のコンセント増設は建築段階で費用と工事方法が変わる


設計中・施工中なら早めの追加依頼が基本

まだ設計中であれば、コンセントの追加はできるだけ早くハウスメーカーや工務店へ伝えるのが基本です。壁や天井が仕上がる前であれば配線を通しやすく、完成後に工事するより施工の手間を抑えやすいためです。

特に壁内配線が始まる前であれば、図面上で位置を調整しながら追加できます。ボードを張った後でも対応できる場合はありますが、工事が進むほど変更できる範囲は狭くなります。

新築工事中の方は、まず現在の工程を確認してください。

  • 設計・電気打ち合わせ前:追加位置や数をまとめて相談しやすい段階です
  • 配線工事前:比較的変更しやすい時期です
  • ボード施工後:配線経路によって追加の手間が増える場合があります
  • クロス施工後・完成後:既存配線や壁内の状況を確認して工事方法を決めます

「あとでも増やせるから」と先送りすると、同じ位置でも完成後のほうが工事費が高くなる場合があります。必要性が高い場所は、建築中に決めておくほうが負担を抑えやすくなります。


引き渡し後でも増設可能だが配線条件の確認が必要

新築住宅へ入居した後でも、コンセントの増設は可能です。ただし、希望した場所ならどこでも同じ方法・同じ費用で取り付けられるわけではありません。

完成後の工事では、近くに利用できる既存配線があるか、壁の中に配線を通せる空間があるか、分電盤から新しい回路を引く必要があるかなどを確認します。

例えば、既存コンセントの近くへ一般的な100Vコンセントを追加する場合は、近くの回路から分岐できる可能性があります。一方、エアコンやIHなど消費電力の大きい機器では、既存回路から安易に分岐せず、専用回路が必要になることがあります。

建売住宅を購入して「家具を置いてからコンセント不足に気づいた」という場合も、まずは希望位置と使う家電を整理すると、必要な工事を判断しやすくなります。


今増やすべき人と完成後でも検討できる人の違い

新築時に追加するか、必要になってから増やすかで迷う方も少なくありません。判断の基準は、「その場所で使う家電がすでに決まっているか」です。

テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、ベッド周辺の充電機器、パソコンなど、使用場所がほぼ決まっているものは新築時に計画しておくほうが合理的です。

一方で、将来の家具配置や生活スタイルが決まっていない場所へ必要以上に増やすと、ほとんど使わないコンセントが増える可能性もあります。

新築時には、現在持っている家電だけではなく、「その部屋で何をするか」まで考えることが重要です。リビングでパソコンを使うのか、ロボット掃除機をどこで充電するのか、キッチン家電を何台同時に使うのかまで想像すると、必要な位置が見えてきます。


コンセント

新築のコンセント増設にかかる費用と価格差の理由


設計段階なら数千円程度で追加できるケース

新築の設計段階では、標準仕様からコンセントを追加しても、1箇所あたり数千円程度で済むケースがあります。まだ壁を仕上げておらず、ほかの電気配線と一緒に施工できるためです。

ただし、実際の追加料金はハウスメーカーや工務店の設定によって異なります。同じコンセント1箇所でも、標準仕様との差額として計算する会社もあれば、配線距離や使用する部材まで含めて価格を設定する会社もあります。

「1箇所8,000円と言われた」「複数追加したら想像以上の金額になった」という場合も、単価だけを見て高い・安いと決めるのではなく、何が含まれているかを確認してください。

プレートや配線だけなのか、専用回路なのか、位置変更を伴うのかによって内容は異なります。複数箇所を追加する場合は、合計金額だけではなく、工事項目を分けて確認すると判断しやすくなります。


完成後は1〜数万円以上になることがある理由

完成後のコンセント増設では、既存配線から分岐する工事なら1〜2万円程度、新しい配線が必要な工事では1.5〜3万円程度とされる例があります。

新築時より高くなりやすい理由は、単にコンセント本体を取り付けるだけではないためです。完成済みの住宅では、壁の中を確認しながら配線経路を確保し、必要に応じて開口や復旧を行います。

費用差が出やすいのは、主に次のような条件です。

  • 近くの既存コンセントから分岐できるか
  • 分電盤から新しく配線する必要があるか
  • 配線距離が長いか
  • 天井裏や床下を利用できるか
  • 壁やクロスの補修が必要か
  • 100Vではなく200Vが必要か

そのため、「新築なのに5万円と言われたから必ず高い」とは限りません。分電盤から離れた場所へ新しい専用回路を引く工事などであれば、一般的なコンセント追加とは工事内容そのものが違います。


200V・屋外・EV用など追加費用が大きくなりやすい工事

200Vコンセント、屋外コンセント、EV充電用コンセントは、室内の一般的な100Vコンセントと同じ感覚で考えないことが大切です。

一般的な費用例では、200Vコンセントの新設が1.5〜5万円程度、屋外コンセントが2〜4万円程度、EV充電設備ではさらに大きな費用になるケースがあります。

雅電気では、コンセント増設を税込5,000円〜、屋外コンセント新設を税込5,000円〜、200Vへの切り替えを税込5,000円〜として案内しています。また、EVコンセント設置は税込150,000円〜です。実際の金額は配線距離や施工条件などによって変わるため、現場確認後の見積もりが必要です。

特にEV充電設備では、単に屋外へコンセントを付けるだけではなく、分電盤からの配線や電気容量などの確認が必要です。将来EVを購入する予定が決まっている場合は、新築時から配線計画に含めると検討しやすくなります。


コンセント

壁を壊さずコンセントを増設できる条件と施工方法


既存コンセントから分岐できる場合

完成後でも、近くに利用可能な既存コンセントがあり、同じ回路へ追加しても電気容量に問題がない場合は、その配線から分岐して増設できることがあります。

この方法は、分電盤から新しい配線を長距離引く工事より施工範囲を小さくできる場合があります。ただし、近くにコンセントがあるからといって、必ず分岐してよいわけではありません。

例えば、電子レンジや電気ケトルなど消費電力の大きい機器が多い回路へさらにコンセントを追加すると、同時使用時にブレーカーが落ちやすくなる可能性があります。

そのため、増設位置だけでなく「そこで何を使うか」まで伝えることが重要です。同じ1箇所の追加でも、スマートフォン充電用と高出力家電用では確認する内容が変わります。


分電盤から新しい配線が必要になる場合

エアコン、IH、食器洗い乾燥機、乾燥機など、消費電力の大きい機器では、専用回路が必要になることがあります。その場合は、近くのコンセントから配線を分けるのではなく、分電盤から新しく配線します。

ここで確認したいのが、分電盤に回路を追加できる余裕があるかどうかです。見た目だけでは判断できない場合もあるため、使用予定の機器と一緒に電気工事業者へ確認するのが確実です。

新築住宅では、将来取り付ける可能性が高い設備について、建築時に専用回路まで準備しておく方法もあります。

特にエアコンやIH、EV充電設備などは、後から配線すると施工距離が長くなりやすいため、予定が決まっている段階で相談しておくと工事計画を立てやすくなります。


壁開口を避けたい場合の空配管と露出配線

「新築したばかりなので壁に穴を開けたくない」というご相談は珍しくありません。壁を大きく壊さずに配線できるかどうかは、住宅の構造と配線経路によって決まります。

雅電気では、壁裏に配線を通せる空配管がある場合や、同一室内で露出配線を採用できる場合など、条件が合えば壁への影響を抑えた施工を検討できます。反対に、配線経路を確保できない場合は、必要な範囲を開口しなければ施工できないこともあります。

露出配線とは、壁の中に配線を隠すのではなく、モールなどを使って壁面に沿わせる方法です。壁内へ配線する場合より見た目に影響しますが、壁を大きく開口せず工事できる可能性があります。

「壁を壊さないこと」を最優先にするのか、「配線を見えなくすること」を優先するのかでも選ぶ方法は変わります。見た目と施工範囲の両方を確認して決めることが大切です。


コンセント

後悔しないコンセントの位置と数を考えるポイント


キッチン・リビング・寝室で不足しやすい場所

新築でコンセント不足を防ぐには、部屋の広さだけではなく、家具と家電の配置から考えることが重要です。

キッチンでは、冷蔵庫や電子レンジのほか、炊飯器、電気ケトル、コーヒーメーカー、ミキサーなど、想像以上に多くの家電を使います。コンセント数が足りても、同時使用する家電が同じ回路に集中すると使いにくくなるため注意が必要です。

リビングでは、テレビ周辺だけでなく、ソファ周辺やダイニング周辺も確認してください。スマートフォンやタブレット、ノートパソコン、掃除機など、生活する場所の近くで電源が必要になることがあります。

寝室では、ベッドの左右に充電用コンセントがあると便利です。ただし、ベッドや収納家具でコンセントを隠してしまうケースもあるため、図面上の位置だけではなく家具の幅まで確認すると失敗を減らせます。


エアコンや高消費電力家電は専用回路も確認

新築のコンセント計画では、「差し込み口の数」と「電気回路」を分けて考える必要があります。

コンセントの数を増やせば、使える電気の総量まで増えるわけではありません。同じ回路へ多数のコンセントを追加して高出力家電を同時に使えば、ブレーカーが落ちる原因になることがあります。

エアコンやIHなどを設置する場合は、使用する機器に合わせて電圧や専用回路の有無を確認してください。

将来設置する設備まで決まっているのであれば、新築時に電気工事の打ち合わせへ含めるとスムーズです。後から増設できる設備でも、分電盤から遠い場所では配線工事が大きくなる可能性があります。


注文住宅と建売住宅で異なる増設の考え方

注文住宅では、設計段階からコンセントの位置や数を調整できます。標準仕様の数だけを見るのではなく、家具配置や家電の使用方法に合わせて追加することが大切です。

一方、建売住宅では、購入時点ですでに電気配線や壁が完成していることが多いため、注文住宅の設計中と同じ条件ではありません。

建売住宅で増設を検討するときは、「近くの既存配線を使えるか」「壁や天井の中を通せるか」「専用回路が必要か」を確認します。

入居前で家具がない状態なら、設置位置を検討しやすいという利点もあります。テレビボード、ベッド、デスク、冷蔵庫など大きな家具・家電の位置を先に決め、必要な場所をまとめて相談すると無駄な工事を減らしやすくなります。


コンセント

ハウスメーカーと電気工事業者で迷ったときの判断基準


建築中はハウスメーカーへ相談するメリット

まだ住宅を建築している途中なら、まずはハウスメーカーや工務店へ相談するのが基本です。

施工中の住宅では、工程管理や保証、ほかの工事との取り合いがあります。施主が別の電気工事業者を直接手配すると、現場へ入れない場合や、施工管理上の問題が生じる場合があります。

また、建築中であれば壁を閉じる前に施工できるため、完成後より少ない工程で追加できる可能性があります。

提示されたオプション料金が気になる場合は、「コンセント本体の追加なのか」「配線費まで含むのか」「専用回路か」「位置変更費が含まれているか」を確認してください。

単価だけを比較するのではなく、何の工事に対する価格なのかをそろえて考えることが重要です。


引き渡し後に電気工事業者へ相談する選択肢

すでに引き渡しが終わっている場合や、建売住宅を購入した後であれば、電気工事業者へ直接相談する方法があります。

専門業者へ相談するメリットは、実際の住宅を確認しながら、既存配線を利用する方法、新しい回路を引く方法、露出配線にする方法などを比較できることです。

一方で、住宅の構造や保証内容によっては、施工前にハウスメーカーへ確認したほうがよい場合があります。特に引き渡し直後の住宅では、保証条件も確認しておくと安心です。

価格だけで業者を選ぶのではなく、どの配線方法を使うのか、壁を開口するのか、補修を含むのか、追加費用が発生する条件は何かまで説明してもらうことが大切です。


雅電気で確認している施工条件と見積もりの考え方

雅電気では、埼玉を中心に関東地方でコンセント増設を含む電気工事へ対応しています。第三種電気主任技術者の資格を持つスタッフが在籍し、作業前に現場調査と要望の確認を行ったうえで施工方法と見積もりを案内しています。

コンセント増設は税込5,000円〜ですが、実際の金額は希望位置や配線経路などで変わります。条件を把握できる場合は電話で概算金額をご案内できる場合もありますが、環境によっては現場確認が必要です。見積もりだけで工事を見送る場合は、基本出張作業費がかかります。

ご相談前には、次の情報が分かると確認がスムーズです。

  • コンセントを増やしたい部屋と位置
  • そのコンセントで使用する予定の家電
  • 近くにある既存コンセントの位置
  • 分電盤のおおよその場所
  • 新築時の電気図面や配線図があればその資料
  • 壁を開けたくないなど施工方法に関する希望

私たちは、価格だけを先に決めるのではなく、必要な工事内容を確認し、ご要望や予算に合わせて施工方法を検討することを大切にしています。追加料金が発生する場合も事前に説明してから作業する方針です。


コンセント

新築のコンセント増設に関するよくある質問


新築のコンセント増設は1箇所いくらかかりますか?

設計中であれば、1箇所数千円程度で追加できるケースがあります。完成後は工事方法によって異なり、既存配線からの分岐で1〜2万円程度、新規配線で1.5〜3万円程度とされる例もあります。

ただし、「1箇所」という数だけでは正確な比較はできません。100Vの一般コンセントなのか、200Vなのか、専用回路なのかによって内容が異なります。

雅電気ではコンセント増設を税込5,000円〜で案内していますが、施工条件により料金は変わります。

見積もりを比較するときは、金額だけでなく、配線工事・壁開口・補修などがどこまで含まれるかまで確認してください。


引き渡し後でも新築住宅にコンセントを増やせますか?

引き渡し後でも増設できます。

ただし、希望位置の近くに利用できる配線があるか、壁内へ配線を通せるかなどによって施工方法が変わります。エアコンや高消費電力家電では、分電盤から新しい専用回路を引く必要がある場合もあります。

「新築だから工事できない」ということはありませんが、新しい壁やクロスに影響する可能性があるため、施工前に配線方法と仕上がりを確認することが大切です。


コンセント増設で壁に穴を開けない方法

壁裏に利用できる空配管がある場合や、露出配線を採用できる場合は、壁を大きく開口せず施工できる可能性があります。

一方、隠ぺい配線に必要な経路がなく、天井裏や床下からも配線できない場合は、必要な範囲の壁開口が必要になることがあります。

雅電気でも、空配管を利用できる場合や同一室内で露出配線にできる場合には、壁への影響を抑えた方法を検討しています。

新築住宅で見た目を重視する場合は、「穴を開けないこと」と「配線を見せないこと」のどちらを優先するかも相談しておくと選びやすくなります。


DIYでコンセントを増設できる範囲

家具配置を決めたり、必要なコンセント位置を整理したりするところまでは自分でできますが、住宅の電気配線へ接続してコンセントを増設する作業は、専門業者へ依頼してください。

コンセントの増設は、壁に穴を開けて器具を付けるだけの作業ではありません。既存回路の容量や配線方法を確認する必要があります。

延長コードや電源タップを一時的に使うことはできますが、高消費電力家電をまとめて接続する使い方には注意が必要です。

必要な場所と使用予定の家電を整理し、配線作業そのものは資格を持つ専門業者へ任せるのが適切です。


見積もり相談前に準備したい情報

コンセント増設の見積もりでは、希望位置だけでなく、使用予定の家電を伝えることが重要です。

同じ位置でも、スマートフォン充電用なのか、エアコンや電子レンジ用なのかによって必要な回路が変わるためです。

新築時の電気図面や間取り図が残っている場合は用意しておくと、配線経路を検討する手がかりになります。希望箇所と周辺のコンセントが一緒に写る写真も役立ちます。

雅電気では、作業条件を把握できれば電話で概算を案内できる場合があります。ただし、壁内の状況など現地でなければ判断できない条件もあります。

「この場所に付けられるか」「壁を壊さず施工できるか」「ハウスメーカーの見積もりと比べたい」といった段階でも、まず条件を整理するところからご相談いただけます。


コンセント

新築のコンセント増設で後悔しないための確認ポイント


  • 新築のコンセント増設は、設計中・施工中・引き渡し後で費用と工事方法が変わります
  • 設計段階では1箇所数千円程度で追加できるケースがあります
  • 完成後は既存配線から分岐できるかどうかで費用が大きく変わります
  • 新規配線や専用回路が必要になると、1〜数万円以上になる場合があります
  • 200V、屋外、EV用コンセントは一般的な100Vコンセントとは分けて考える必要があります
  • 建築中なら、壁内配線やボード施工が進む前に相談するほうが変更しやすくなります
  • 引き渡し後でもコンセント増設は可能ですが、壁内の配線経路を確認する必要があります
  • 空配管や露出配線を利用できれば、壁への影響を抑えて施工できる場合があります
  • コンセントの数だけではなく、そこで使用する家電まで考えて配置を決めることが大切です
  • エアコンやIHなど高消費電力の設備では専用回路の確認が必要です
  • 注文住宅では設計段階、建売住宅では入居前後に家具・家電配置を確認すると検討しやすくなります
  • 建築中はまずハウスメーカーへ相談し、完成後は電気工事業者への相談も選択肢になります
  • 見積もりは1箇所の単価だけでなく、配線・壁開口・補修・専用回路の有無まで確認してください
  • 雅電気ではコンセント増設を税込5,000円〜で案内し、施工条件を確認したうえで工事方法をご提案しています
  • 図面、写真、希望位置、使用する家電を準備して相談すると、必要な工事を判断しやすくなります


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